その他/linux RAID autodetectのHDDが片方だけ手元にある場合のマウント方法

ブログのテーマと少々異なり、LinuxのソフトウェアRAIDの扱いについて書いておきます。あまり詳しい領域ではないので間違いもあるかも知れませんが、備忘録も兼ねつつ、同じ問題に当たった人がいたら参考になればと思っています。

発端は、最近解体したサーバー(RAID1構成)をMacでマウントしてデータをコピーする必要が発生したのですが、これをいかにして解決したかというところです。同サーバーは2台構成のRAID1なのですが、2台とも繋げて復旧するのは正直だるいので、1台だけでやろうという、そういう魂胆です。(RAID1なら可能なはずなので)

当初は、mountでファイルシステムとパーティションさえ指定すれば適当にマウントできるんじゃないか、なんて思っていたのですが、当然そう言う訳でもなく…。とはいえ、mdadmを利用すれば1台しかHDDがなくともマウント自体は可能ということが分かったので、正面から行くことにしました。


0.VMWareの用意

まず、Linux RAIDのドライブはMacではマウントできないので、バーチャルマシンを使用します。自分の場合はVMWare Fusion上にUbuntu-linuxの仮想マシンが作ってあったので、これを使用しました。

1. デバイスを接続し、ボリュームを確認
HDDデバイスをSATA-USBコネクタ等で接続します。

自分が使ったのはコレ↓
ノバック SATA HDDつなが~るKIT Super Speed USB3.0 NV-TS110U3

VMWare側で、USBデバイスの中のそれらしいデバイスをLinux側につないでやります。
「仮想マシン>USBとBluetooth> <デバイス名>に接続」のメニューを選べば接続されます。
ちなみに、ここでのデバイス名は接続中のHDDではなく、SATAのブリッジ・コントローラ名で認識されます。私のところでは「Fujitsu MB86C30A-REB」と出ました。HDDのメーカー名が出る訳ではないので、注意して下さい。

接続したら、Ubuntuの場合はSystem>Administration>Disk Utility を使うと、接続中のデバイスのマウントポイントやフォーマット、パーティション構成が直ぐに把握できてお手軽です。Macのディスクユーティリティみたいなもんですね。


1. mdadmをインストール
apt-get等でmdadm(Linux software RAID 管理ツール)をインストールします。コレがないと始まりません。


sudo apt-get install mdadm


2. RAIDボリュームを構成、実行
次に、接続したデバイスを使ってRAIDを構成する必要があります。ここで、私が使いたいデバイスは/dev/sdc3だったので、これをmd0とします。
また、RAID1の最小構成単位はデバイス2個です。1個では足りないのでデフォルトではRAID自体はスタートしません。なので、明示的にこのデバイスを開始させます。


sudo mdadm --assemble /dev/md0 /dev/sdc3
sudo mdadm --run /dev/md0



デバイスをマウント
RAIDが開始したら、このデバイスをマウントすることが出来るようになります。


sudo mount /dev/md0 /media/hoge


これで、開始したRAIDドライブが、hogeにマウントされました。

あとは、VMWare上のファイルとMac上のやりとりなので、D&Dでコピーしたりとか、好きなようにデータをサルベージすれば完了です。

最後に、使い終わったら


sudo umount /media/hoge
sudo mdadm --stop /dev/md0


として、さらにDisk Utilityから「Safe device removal」ボタンを押し、デバイスを外せば完了です。